おすすめのフランス音楽♪フレンチポップ♪わたしの好きなフランス語の歌手3人

私の好きなフランス語の歌手 フランス文化
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「おすすめはなんですか?」のご質問に答えていくシリーズ第4回は、「おすすめ音楽」です。特に今回は、わたしの好きなフランス語で歌っている女性歌手についてまとめました!

わたしは、音楽にそれほど詳しいわけではないので、フランス音楽愛好家のかたには、ちょっと物足りない内容となっておりますが、素敵なフランス語の歌を聞いてみたい!という方にはおすすめの記事です。

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はじめに

「おすすめはなんですか?」のご質問に答えていくシリーズ第3回までは、わりとスムーズに筆がすすみました。なぜなら、フランス語の参考書や辞書であれば、はっきりと「これはおすすめ!」と言えるからです。

よくある質問のなかでも、音楽や映画のおすすめを聞かれる時がいちばんむずかしい。なぜなら、これはフランスの音楽や映画に限らず、好みは人それぞれであるから一概に「これおすすめです!」とはいいにくいからです。だから今回は、「私の好きな」としています。

あるフランス語の先生(フランス語ネイティブ・男性)がおすすめしている音楽や映画のリストを見て、「なるほど〜!これほどまでに、好みは違うのか!」とびっくりしたことがあります。私の好みとは全然ちがったわけです。でも、ある人にとっては、ぴったりだったりするわけですね。

したがって、今回は、音楽にあまり詳しくないわたしのこれまでのフランス語人生で好きになった女性歌手3人の紹介となります。

ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキン(Jane Birkin)1946年12月14日-
イングランド出身の女優、歌手、モデル

フランス語を学びはじめて、フランス語をともに学ぶ友人が、ジェーン・バーキンの娘シャルロット・ゲンズブールのファンであったことから、わたし自身も興味をもって、セルジュ・ゲンズブール、シャルロット・ゲンズブール、ジェーン・バーキン家族の映画や音楽に親しんでいました。

フランス文学を学んでいたころだったので余計に、セルジュ・ゲンズブールの作詞するジェーン・バーキンの歌の歌詞は詩的で面白みがあって、好きでした。

たとえば、「無造作紳士」(l’Aquoiboniste)
辞書には、aquoibonisme (20世紀中頃、←à quoi bon ?)「何をしてもむだだと考える諦観的思想」とありますが、日本語訳もいいですね。「à quoi bon ?」というフレーズからできた当時の新語を使って、タイトルとなっています。

タイトルからも、アンニュイな雰囲気がただよっています。もちろん、当時の若いジェーン・バーキンが歌うのも素敵ですが、最近の彼女が歌っているムービーを見てまた感動。いまも素敵です。

ことば遊びといえば、この曲も有名ですね。Je t’aime, moi non plus というタイトルですが、文法的にいえば、je t’aime は肯定文ですので、Je t’aime, moi aussi. になるはず。でも、ここでは、否定文に同意するときに使う、moi non plus を使っているわけです。

ジェーン・バーキンの曲のなかで、なにがいちばん好きか?と聞かれても、選べないかもしれないけれど、「アラベスク」というアルバムは好きでした!アラビア風にアレンジされていて、すごくかっこよかった!東京で彼女がコンサートしたときに、そのコンサートへ行きました。【ジェーン・バーキン来日公演 Jane Birkin sings Serge Gainsbourg “VIA JAPAN”】生で聴く彼女の歌はとても素敵でした。

ちなみに最近では、彼女の映画彼女とTGV」(La femme et le TGV)を観ました!この映画は最高に好きでした。歳を重ねた彼女のかざらない魅力があふれていて、脚本も気に入りました。いつかこの映画の脚本を使ってフランス語を学ぶ、フランス語レッスンをしたいくらい気に入っています!

この映画は、Amazon プライムで視聴可能です!フランス語のセリフもシンプルで聞き取りやすいのでおすすめです。

カルラ・ブルーニ

カーラ・ブルーニ・サルコジ(Carla Bruni-Sarkozy または Carla Sarkozy)1967年12月23日-
イタリア・トリノ出身のモデル、歌手

元フランス大統領サルコジの妻として有名ですね。フランス留学時代に流行っていて、夏のバカンスに南仏に行った時、知人に「あそこはサルコジ大統領の別荘だよ」と教えてもらったのを思い出しました。

カーラ・ブルーニは、ジェーン・バーキンよりも現代風で、弾き語りのイメージです。アンニュイなところは彼女も負けていませんね!元ファーストレディで、お美しい!

いちばん有名な曲は、Quelqu’un m’a dit かと思われます。当時、すごくよく聴いていました。彼女のなんともいえない歌声と雰囲気がおしゃれだなぁ!と思っていました。他の曲も素敵です。

久しぶりに聴いてみたら鳥肌が!なつかしい。当時、フランス留学のためにがんばっていたり、若かりし頃の楽しかったこと、切なかったこと、その他色々…、思い出してしまいました。

最近のカルラが歌っているバージョンもあって、こうして歳を重ねても代表作を歌って、その歳ならではの歌声が聴けるっていいですよねぇ。

ジョイス・ジョナサン

ジョイス・ジョナサン( Joyce Jonathan)1989年11月3日-
フランスのフォークソング、シャンソン、フレンチポップス歌手

先月の会話アトリエ(フレンチポップ!歌詞で学ぶフランス語♪)は、Les p’tites jolies choses という彼女の曲を使ってフランス語を学ぶという内容でした。

ジェーン・バーキンやカーラ・ブルーニはアンニュイな雰囲気でしたが、ジョイス・ジョナサンは明るくて可愛いらしい曲が多い印象。時に、しっとりも歌う、いまのいちばんのお気に入りの歌手です。

わたしの人生の節目の曲も、実はジョイス・ジョナタンの曲だったりもして、どの曲もすべておすすめです。特にいまいちばん気に入っているのが、ジェイソン・ムラーズといっしょに歌っている À la vie comme à la mort 。

はじめて聴いた時、途中、英語がでてきて「なるほど!」と思いつつ、英語はやっぱりかっこいいなと思わず思ってしまいました。これまでフランス語にずっと親しんでいたせいか、英語に「ぐっとくる」ようになっています。

なので、ここだけの話、英語の音楽にも、英語の映画にもあこがれがあり、お気に入りは、わりと英語のものだったりもしています。ちなみに、Jason Mras の I’m yours いいです!英語ですが、すごく好きな曲です。

この曲も好き。♪Je ne sais pas ♪

おまけ♪この曲がすきなので(英語ですが)。♪I’m yours♪

おわりに

こうして、書いてみて思ったのは、わたしとフランス語とのあゆみに、必ずこの3人の歌手たちの歌があったのだなぁということです。勉強しているときのBGMとしても、歌詞をじっくり聴いてみようとフランス語を聞いてみたり、ただ単に、音楽を流すだけのこともありますが、1990年代〜今に至るまで、いろいろな曲に出会えてよかったなと思いました!

今回は、フランス語の音楽をなんとか紹介できましたが、映画となるともっと大変!選びきれないかもしれません。次回は、フランス語の映画をおすすめする記事を予定していますが、音楽と同様に映画も、好みがぱっと分かれると思いますので、次回も「私の好きな」映画として紹介する予定です。お楽しみに♪

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