この記事では、フランス語で年齢を聞く、答える言い方を紹介します。フランス語で年齢をいうためには、数字1〜20までの【数字+ an.s】リエゾンの規則を習得する必要があります。発音の読み方をカタカナ付きで、記載していますが、実際の発音は動画を参考にしてください。
フランス語で年齢を言う機会は、自己紹介や家族紹介などのときによくあります。自分の年齢を言ったり、あるいはフランス語学習の期間(年数)を言うときなどにも使えるので、しっかりとマスターしておきましょう!
【数字 + an(s) リエゾン】 音声を聞いてみよう!
この記事では、発音の読み方をカタカナ付きで、記載していますが、実際の発音は動画を参考にしてください。
00:00:05 年齢の聞き方・答え方
00:03:44 数字1~10 +ans リエゾンの仕方
00:04:38 数字11~20 +ans リエゾンの仕方
フランス語には、語と語をつなげて発音する「リエゾン」という発音の規則があります。フランス語で年齢を言うとき、「〜歳」という意味の an を数字のあとにつけて表します。年齢をいうとき、an は、母音ではじまる語なので必ず「 リエゾン」をします。
もっと詳しくリエゾンのルールについて知りたい方はこちら!
フランス語の音と音がつながるルールを理解したい方はこちら!
数字+ an(s) リエゾンの発音
【数字とリエゾンの練習】 📌母音で始まる an は、数字の最後の子音とつなげて発音します。
N | Z | TR | K | T | V |
un an | deux ans trois ans six ans dix ans onze ans treize ans quatorze ans quinze ans seize ans | quatre ans | cinq ans | sept ans huit ans dix-sept ans dix huit ans vingt ans | neuf ans dix-neuf ans |
まずは、この表を見てください。
フランス語の【数字とリエゾンの練習】では、1〜20の発音の仕方を覚えてしまえば、21以降は、1の位は、1〜20のバリエーションしかないので応用がききます。
リエゾンの音の種類は、6パターンです。
N の音でつながる
1歳 un an(アンナン)
1 は単数なので、an に、s は、つきません。
Z の音でつながる
2歳 deux ans(ドゥ ザン)
3歳 trois ans(トワ ザン)
6歳 six ans(スィ ザン)
10歳 dix ans(ディ ザン)
11歳 onze ans(オーン ザン)
12歳 douze ans(ドゥー ザン)
13歳 treize ans(トレー v)
14歳 quatorze ans(キャトール ザン)
15歳 quinze ans(キャーン ザン)
16歳 seize ans(セー ザン)
TR の音でつながる
4歳 quatre ans(キャト ラン)
K の音でつながる
5歳 cinq ans(サン カン)
T の音でつながる
7歳 sept ans(セッ タン)
8歳 huit ans(ユイ タン)
17歳 dix-sept ans(ディ セッ タン)
18歳 dix-huit ans(ディズュィ タン)
20歳 vingt ans(ヴァン タン)
V の音でつながる
9歳 neuf ans(ヌ ヴァン)
19歳 dix-neuf ans(ディズ ヌヴァン)
カタカナを振っていますが、参考程度に。音声を聞いて発音練習をしてみましょう♪
不規則動詞 avoir(〜を持っている)
フランス語で年齢を言うときは、動詞 avoir を使います。
動詞 avoir は、動詞 être とならんで、もっとも大切な動詞のひとつです。フランス語学習はまずはここから!といってもいいくらい重要な動詞です。活用は不規則ですので、ひとつずつ丁寧に覚えていきましょう。
●フランス語の動詞の活用
【直説法現在】
▶︎不規則動詞 avoir
🇯🇵〜を持っている
🇬🇧Have 動詞
学習者にとってややこしく感じるのは、ils sont とils ontのところ。être のお山みたいなアクサンシルコンフレックス(▶︎詳しい解説はこちら)は、かつてここにsが存在していたことを示しているので、êtreでは、ils sontになります。動詞avoir では、ils ontとなります!
年齢の聞き方
フランス語で年齢を聞く2種類の言い方を紹介します。
疑問文の作り方
- 【主語 + 動詞 + quel âge ?】
主語と動詞に、「何歳?」という意味の quel âge(ケラージュ)をつけたシンプルな聞き方。いちばん簡単な作り方で、会話でよく使われます。 - 【Quel âge 動詞-主語 ?】
文頭に、疑問形容詞 quel âge(ケラージュ)を持ってきて、主語と動詞を倒置する構文を使う聞き方。
1のほうが、はじめは覚えやすいですが、主語と動詞を倒置して作る疑問文であっても、日常会話で、よく使いますので、少しずつ慣れていくとよいでしょう。
親しい間柄で
Tu as quel âge ?
Tu as quel âge ?(テュ ア ケラージュ)
「いくつ?何歳?」
Quel âge as-tu ?
Quel âge as-tu ?(ケラージュ ア テュ)
「いくつ?何歳?」
改まった間柄で
Vous avez quel âge ?
Vous avez quel âge ?(ヴ ザヴェ ケラージュ)
「何歳ですか?」
Quel âge avez-vous ?
Quel âge avez-vous ?(ケラージュ アヴェ ヴ)
「何歳ですか?」
年齢の答え方
J’ai 8 ans.
J’ai 8 ans.
「わたしは、8歳です。」
Nous avons 12 ans.
Nous avons 12 ans.
「わたしたちは、12歳です。」
On a 18 ans.
On a 18 ans.
「わたしたちは、18歳です。」
3人称単数(彼)の聞き方・答え方
Il a quel âge ?
Il a quel âge ?
「彼は何歳ですか?」
Quel âge a-t-il ?
Quel âge a-t-il ?
「彼は何歳ですか?」
Il a 9 ans.
Il a 9 ans.
「彼は9歳です。」
3人称単数(彼女)の聞き方・答え方
Elle a quel âge ?
Elle a quel âge ?
「彼女は何歳ですか?」
Quel âge a-t-elle ?
Quel âge a-t-elle ?
「彼女は何歳ですか?」
Elle a 4 ans.
Elle a 4 ans.
「彼女は4歳です。」
3人称複数(彼ら)の聞き方・答え方
Ils ont quel âge ?
Ils ont quel âge ?
「彼らは何歳ですか?」
Quel âge ont-ils ?
Quel âge ont-ils ?
「彼らは何歳ですか?」
Ils ont 17 ans.
Ils ont 17 ans.
「彼らは17歳です。」
3人称複数(彼女たち)の聞き方・答え方
Elles ont quel âge ?
Elles ont quel âge ?
「彼女たちは何歳ですか?」
Quel âge ont-elles ?
Quel âge ont-elles ?
「彼女たちは何歳ですか?」
Elles ont 14 ans.
Elles ont 14 ans.
「彼女たちは14歳です。」
フランス語の数字 100まで 100以上
初級フランス語において、フランス語の数字を100まで覚えることは必須学習項目の一つです。まずは、10まで、つぎに20まで、さいごに100までといった順番に少しずつ習得していくのがおすすめです。
フランス語 数字 1から10
まずは、1〜10までをしっかり発音できるようにしていきましょう!
フランス語 数字 11から20
つぎに、11から20を発音できるようにしていきます。多くの学習者さんは、いちばん苦戦する箇所です。20までしっかりマスターすれば、あともう一息です。
フランス語 数字 21から100
さいごに、100まで。20までマスターした人にとって、69までは容易に覚えることができるはずです。問題は、70以降です。
詳しい習得方法や覚え方のコツは、こちら!歌と一緒に覚えよう!
【数字 + an(s) リエゾン】の重要性
それでは、なぜ【数字 + an(s) リエゾン】の練習をしっかりして習得していく必要があるのでしょうか?それは、フランス語の発音の特性に関係しています。
ひとつめの理由としては、
🔍年齢は単独で発話されることはない
ことが、あげられます。
ふたつめの理由としては、
🔍数字が母音やhで始まる語とつながる(リエゾンする)と、また違う音になるので、聞けて言えるようにしていく必要がる
みっつめの理由としては、
🔍DELF、仏検などで、リスニング問題に【数字100まで】【年齢の聞き取り】が頻出であること
が挙げられます。
試験に出るということは、
- 試験に合格するためにできるようにしておくという必要性
- フランス語習得過程における必須項目
- フランス語を実際に運用する際に、習得しておくべき重要事項
であるためです。
特に、DELF A1、DELF A2のリスニング試験では、必ずと言っていいほど
【電話番号・値段・時間の聞き取り】
が出題されます。
また、仏検4級の聞き取り問題は、【数字100までが範囲】となっており、数字単独の聞き取りだけでなく、【数字+リエゾン】の聞き取りが重要になってきます。これは、DELFも同様です。
【電話番号・値段・時間・年齢の聞き取り】
などが出題されます。
このような理由から、今回のテーマである【数字 + an(s) リエゾン】を習得していくことは、とても大切なのです。
したがって、初級フランス語レッスンでは、特にこの学習項目については、丁寧に何度も練習し、覚えるためのコツをお伝えしていきます♪
フランス語単語帳|年齢 0-100歳(数字+anリエゾン)
フランス語の基本的な「年齢 0-100歳(数字+anリエゾン)」を覚えましょう!
日本語を聞いて、フランス語を言ったあとは、 何度も書いて覚えよう!
瞬間仏作文|自己紹介/家族の紹介|すらすら話す練習
「瞬間仏作文」では、基本的なフランス語の復習をするとともに、 仏検4ー5級レベルのフランス語を瞬時に言えるようにしていきます!
こんな方にぴったりの「アウトプット練習」です。
基本的なフランスを学び、なんとなく理解はしたけれど、
👉口からすらすらフランス語がでてこない!
👉一通り学んだけれど、定着していない気がする!
👉基本的なフランス語(入門レベル)の総復習をしたい!
フランス語を声に出すことが大切! すらすら言えるようになるまで 何度も練習してみましょう!
自己紹介(国籍、年齢、話す言語、兄弟/姉妹の有無)
全文フレーズ(練習帳付き)PDFを好評販売中!お求めは上のバナーをクリック!あるいは▷BOUTIQUE
家族の紹介(他己紹介の復習+容姿や性格(形容詞)など)
今だけ全文フレーズ(練習帳付き)PDFを無料配布中!お求めは上のバナーをクリック!あるいは▷BOUTIQUE