「はじめてのフランス語」レッスンでは、発音のルールとして、次のようなこと学びます。「はじめてのフランス語」レッスンでは、発音のルールとして、次のようなこと学びます。わかりやすく丁寧に説明しますので、基礎から着実に知識を積み上げていきましょう。
- つづり字記号
- つづり字の読み方
- リエゾン
- アンシェヌマン
- エリジオン
- 有音のh、無音のh
「フランス語の発音は綺麗だから、話せるようになりたい!」というきっかけでフランス語を学び始める生徒さまがたくさんいらっしゃいます。
フランス語の発音はどうして綺麗なのでしょうか?その秘密はいくつかありますが、そのひとつに、「音と音がつながるルール」があるからだと思います。
その音と音がつながる「ルール」は、大きく2種類あります。ひとつは、アンシェヌマン。もうひとつは、リエゾンです。ざっくり言えばこの二つは、「音と音がつながる」という点で共通していますが、違いがあります。
今回は、その違いについてわかりやすく説明します!
アンシェヌマンとは?
アンシェヌマンというフランス語は、「鎖」「つながり」という意味を持っています。特にここでは、言語機能としての「enchaînement」についてみていきたいと思います。
アンシェヌマンとは、発音される語末の子音が、次の語のあたまの母音とむすびついて発音されることと、定義されます。
例えば、il aime という語がつながる場合は、このようになります。
例えば、
il(イル) aime(エーム)
という2つの語がつながる場合は、
il の語末の l と aime のあたまの a が
つながって、
il aime(イレーム)となります。
このように、語末の発音される子音が、次の語のあたまの母音/無音のhとむすびついて発音されることをアンシェヌマンといいます。
リエゾンとは?
Liaison というフランス語は、「連結」「結びつき」「人間関係」のような意味を持っています。特にここでは、言語機能としての Liaison について見ていきます。
リエゾンとは、語末の発音されない子音(-b, -c, -d, -p, -r, -s, -t, -x, -z )や鼻母音が、
次の語のあたまの母音や無音のhとむすびついて発音されることと、定義されます。
例えば、des amis という2つの語がつながる場合は、このようになります。
例えば、
des(デ) amis(アミ)
という2つの語がつながる場合は、
desの語末のsとamisのあたまのaが
つながって、
des(デ)amis(ザミ)となります。
このように、語末の発音されない子音が、次の語のあたまの母音/無音のhとむすびついて発音されることをリエゾンといいます。
アンシェヌマンとリエゾンのちがい
「音と音がつながるルール」2つをついて見てきましたが、この2つの違いは、
発音される子音とつながるのが、アンシェヌマン
発音されない子音とつながるのが、リエゾン
ということになります。
ちょっとしたことですが、つづり字をしっかりと読めるようになるとこの2つをしっかり区別できるようになります。
リエゾンについては、さらに詳しいルールがあります。「フランス語の発音「リエゾン」する場合 してはいけない場合」についてです。
フランス語 発音|おすすめ本
フランス語の綴りの読みかた
はじめてのフランス語で、発音からしっかり学びたいと言う方にいちばんおすすめしたいのが、こちら「フランス語の綴りの読みかた」フランス語の難しいスペリングと発音の関係をしっかりと理解することができるので、おすすめです。
フランス語の発音CDセット (アテネ・フランセ編)
日本のフランス語学校の老舗のひとつである「アテネ・フランセ」監修。フランス語発音をマスターしたい方におすすめ!フランス語の難関のひとつである発音ですが、発音の本を1冊持っていると、自信を持ってレベルアップしていくことができますね!
コミュニケーションのためのフランス語発音法
フランス語の発音の基礎を徹底的にしっかりと学びたい方にはこちらがおすすめです。わたしは、外国語学習をするにあたり、初心者の段階でもっとも重視すべき学習事項は「発音」なのではないか?と考えています。
特にフランス語では、つづりと発音が一致しないと読めるように(発音できるように)ならないからです。学習が進むにつれ、初歩の段階でしっかり学習しておかないと、あいまいなまま学習事項だけがどんどん進むことになります。
フランス語が読めない(発音できない)ことによる小さなもやもやの積み重ねで、フランス語学習のやる気がなくなってしまい、やめてしまうということも多々あることです。
CD付きのこの本では、独学であっても徹底的にフランス語の発音を学ぶことができるのでおすすめです!