1862年にフランス パリで創業したメゾン・ラデュレは、パリに行ったら、一度は訪れたい”サロン・ド・テ”です。
フランスのいろいろなパティスリーのマカロンを食べたことがありますが、やはりおすすめは、ラデュレのマカロンです。
マカロンの歴史は古く、いま知られているマカロンの形は、20世紀半ばにラデュレによって考案されました。二つのマカロンの間にガナッシュが挟まれているのがその特徴です。
映画などで、マリーアントワネットがマカロンとともに描かれていますが、美しい色彩の可愛らしいラデュレのようなマカロンは、実は20世紀半ばに登場しました!
今回は、フランスのマカロンの歴史と老舗「ラデュレ」の東京駅限定マカロンBOXを紹介します。
フランス|マカロンの歴史
色とりどりの可愛らしいマカロンは、20世紀半ばにラデュレによって考案されましたが、実は、マカロンの歴史は古く、イタリア発祥の伝統的なお菓子です。
16世紀、イタリア・フィレンツェのメディチ家よりフランス王家に嫁いだ カトリーヌ・ド・メディシスは、1533年、後のフランス王アンリ2世と結婚しました。
そのお嫁入りのときに、マカロンがフランスにやって来たのです!そのほかにも、プチフールやスポンジケーキ、アイスクリームなど今やフランスを代表するようなお菓子がフランスに伝わりました。お菓子だけでなく、料理や食器、食事マナーなどのイタリア食文化もこのときいっしょに伝わったといわれています。
20世紀半ばにラデュレによって考案されたマカロンが、現代ではひろく知られているマカロンですが、それらのマカロンは「パリ風マカロン(マカロン・パリジャン)」と呼ばれています。
さらにラデュレのマカロンを印象付けるのは、マカロンの入っている箱。パッケージもエレガント、とても素敵ですよね!
グランスタ東京店限定のマカロンボックス
マカロンボックス”ラブリータイム in Tokyo”
ラデュレグランスタ東京店オープン記念の「マカロンボックス “ラブリータイム in Tokyo”」は、お好きなマカロン6個を詰め合わせできます。日持ちは4日、3326円。
ラデュレのマカロン|おすすめフレーバー
Thé Marie-Antoinette|テ・マリー・アントワネット
口に入れた瞬間に、ふわっとライムのような柑橘のお味がひろがって、あとからほんのりオリジナル紅茶のお味がしっかりしてきます。「あぁ、これがマリーアントワネット?!」と思いを馳せました。爽やかでありながらも、芯のある深みのあるお味でした。
Salted Caramel|キャラメル
キャラメル味は、濃い目で、あとからしっかりと塩味も効いてくる。かと言って嫌味な塩味ではなくて、いい塩梅の塩味です。「塩キャラメルはこうであってほしい!」という理想を叶えるお味です。
Chocolat|ショコラ
定番中の定番!チョコレート味は、もう文句なし。想像通り、美味しいの一言です。ガナッシュの甘みもカカオ感もちょうどよかったです。
Poitiron|ハロウィン限定:カボチャ
こちらは予想とは裏腹に、口に入れた瞬間、和風を感じました。八橋のようなシュンとしたスパイシーさが鼻に抜けていく感じ。あとから、和菓子のようなかぼちゃのお味がしっかりと効いていました。
Pistachio|ピスタッシュ
ピスタチオ味のお菓子で、しっかりとしたピスタチオの味を感じられるものは少ない気がします。でも、このマカロンは、ピスタチオ味がしっかりと感じられ、濃厚なナッツのお味です。このピスタチオの色は、ラデュレのブランドカラーでもありますね!
有料の、持ち帰り用の紙袋はこのピスタチオ色です。
Raspberry|フランボワーズ
ピンク色が可愛くて、ピスタチオ色に並ぶ、ラデュレのブランドカラーでもあるこのフランボワーズは、すっきりとした酸味が効いていて、フランボワーズの果実そのものを感じることができる優秀なマカロンだと思います。
ラデュレのマカロンはどこで買える?
ラデュレのマカロンは日本国内、各店舗で購入することはもちろん、オンラインでも購入可能です。
▶︎オンラインブティックはこちら
ちょっとお高いですが、ちょっとした自分へのご褒美や記念日などの贈り物などにおすすめです。
ラデュレのアフタヌーンティ
各店舗のラデュレでは、素敵なティータイムを過ごすこともできます。
例えば、銀座店、京都四条店、京都祇園店の「アフタヌーンティー」は、一度は、体験してみたいです。できれば、全店舗行ってみたい!
こちらは、銀座店の「アフタヌーンティー」一例です。
Afternoon Tea
“マリー・アントワネット”マリー・アントワネットの名がついた、
ラデュレの高い人気を誇る
マカロンやパティスリーに、
王妃が愛した庭園をイメージした
セイボリーたち。
彼女が過ごしたヴェルサイユ宮殿に
思いを馳せながら、
優雅なティータイムを。おひとり様 6,500円(税込)
お取り扱い期間:10/1 (土) ~ 11/30 (水)
ラデュレ銀座
Afternoon Tea “マリー・アントワネット”は、期間限定ですので、行けたら行ってみたいです!
パリのラデュレでティタイム
パリのラデュレで、豪華で素敵なティタイムは本当におすすめです。パリのシャンゼリゼ通りのお店に行ったことがあります。わたしは、そのときは、マカロンではなくて、ホットココアとモンブランを注文しました。すごく優雅な時間を過ごすことができました!
フランス旅行中であれば、きっとどこかで店舗をみたことがあるはず、と言ってもいいくらい、空港やターミナル駅には、必ずラデュレのブティックがありますね!
それから、ヴェルサイユ宮殿にもブティックがあります。ちょっとしたお土産を買うにもいいかも!
ラデュレのアドベントカレンダー
パリに住んでいるなら、きっとラデュレのアドベントカレンダーを買うだろうなぁ!と思っています。毎年すごく素敵なのですよ♪
ちなみに2022年は、こんな感じです。72€です。
毎年、フランスの有名パティスリーのアドベントカレンダーをチェックしています。
手作りマカロン
マカロンは可愛くて美味しくて、見ても食べても楽しめるので、一度は手作りしてみたいなぁと思っていました。そこで、今年のバレンタインに作りました!
材料は、家にあるものでできて、作り方も意外と簡単!それでいて、こんなに美味しいなんて、「なぜ、今まで手作りしなかったのだろう?」と思ってしまいました。
卵白、粉砂糖、アーモンドプードル、ココアの生地に、チョコと生クリームでつくったガナッシュをはさんで、できあがり♡
マカロン|メレンゲの種類
わたしが使ったレシピでは、「イタリアンメレンゲ」というメレンゲの作り方でした。
メレンゲには3種類あるそうです。
- フレンチメレンゲ(ふっくら軽い食感)▶︎おそらく、ラデュレのマカロンはこのメレンゲ
- イタリアンメレンゲ(つやがあって、ネチっとした食感)
- スイスメレンゲ(薄めで、つやがあって、比較的軽い食感)
参考:簡単基本マカロン
マカロン|マカロナージュ
粉類とメレンゲを混ぜ合わせる作業のことだと思いますが、どの程度この作業をどんなふうにしたらよいのか?これが決め手のようです。
生地を垂らしたとき、「ゆっくりと馴染む程度」が適正とのこと。今回はじめて、マカロナージュをしてみましたが、けっこう力をいれて、ささっと出来上がりました。
マカロン|ピエ
今回、マカロンを作るに当たり、レシピをみていたら、「ピエ」という語に出会いました。これは、フランス語で、「足」(pied)という意味の単語です。
マカロンを焼くとき、マカロンの周囲にちょっとした「ピエ」ができる。と、いうことで、この「ピエ」が、きれいにできるのが、ちゃんとしたマカロン、成功した焼き具合とのことです。
買ったみたいに、可愛い、美味しい|手作りマカロン
やはり、自分で作るマカロンは、愛らしい。とっても可愛くて、本当に美味しくて大満足。作るのも楽しかったので、マカロン作りにはまってしまいそうです。
次回は、フランボワーズとホワイトチョコのマカロンを作りたいです!