フランスでは、毎年2月2日の「La Chandeleur(ラ・シャンドルール/聖燭祭)」にクレープを食べる習慣があります。
この記事では、
- Chandeleur はどんな祝日?
- なぜクレープを食べるの?
- 光・太陽との関係
- キリスト教の歴史的背景
- 農民の迷信
- クレープにまつわるフランス語単語
- フランスの家庭の過ごし方
などを、文化+フランス語学習の両面から詳しく解説します。
La Chandeleur(ラ・シャンドルール)とは?
🇫🇷 la Chandeleur
(ラ シャンドルール)
= 聖燭祭(2月2日)
語源は chandelle(ろうそく)。
「光(La lumière)」を象徴する日で、冬の終わりと春の訪れを願う行事です。
なぜクレープを食べるの?理由は3つ
フランス人がクレープを食べる理由には、次の3つの説があります。
クレープの形と色が “太陽” を象徴するから
クレープは 丸くて黄金色。
これは 太陽(le soleil) を表していると言われています。
- 春を呼ぶ太陽の象徴
- 冬の終わりを告げる光のメタファー
- 焼いて裏返す動作が “日の出” を表す
という文化的意味があります。
カトリックの伝統行事がルーツ
およそ1500年前、教皇 Gélase Ier が信者にガレットを振る舞ったことが起源とされます。
信者はろうそくを手に行進し、この日が “光の祝祭” として定着しました。
→ のちにガレットがクレープへと変化しました。
農民の迷信:「クレープを食べないと小麦が枯れる」
昔のフランスでは、農民のあいだに次の迷信がありました。
「Chandeleur にクレープを食べないと、小麦畑がダメになる」
豊作祈願としてクレープを焼き、春を待ったのです。
宗教+農耕+太陽信仰
これらが混ざり合って、現在のクレープの日になりました。
クレープの日に使うフランス語単語(発音つき)
🇫🇷 la Chandeleur(ラ シャンドルール)= 聖燭祭
🇫🇷 la fête des chandelles(ラ フェット デ シャンデル)= ろうそくの祭り
🇫🇷 une fête religieuse(ユヌ フェット ルリジューズ)= 宗教的な祝祭
🇫🇷 le 2 février(ル ドゥ フェヴリエ)= 2月2日
🇫🇷 la lumière(ラ リュミエール)= 光
🇫🇷 la crêpe(ラ クレープ)= クレープ
🇫🇷 le soleil(ル ソレイユ)= 太陽
🇫🇷 la poêle(ラ プワル)= フライパン
🇫🇷 des bougies(デ ブジ)= ろうそく
🇫🇷 l’arrivée du printemps(ラリヴェ デュ プランタン)= 春の訪れ
クレープ&ガレットを作ってお祝いしよう!
フランスの家庭では、Chandeleur に 甘いクレープだけでなく、
そば粉ガレット(galette de sarrasin) を焼く人も多いです。
「クレープの日=クレープ&ガレットの日」
として楽しまれています。
私が毎年作る定番の2種類
わたしは年間を通して月1回はクレープとそば粉ガレットを作るほどのクレープ好き。
Chandeleur にはいつもの2種類を作ります。
● 小麦粉クレープ(チョコ×バナナ×生クリーム)

甘くて軽く、デザートにぴったり。簡単にヌテラだけで作ることもあります。
● そば粉ガレット(ハム×チーズ×卵)

いわゆる galette complète。お食事にもなる満足感。
愛用クレープパン(写真つき)
愛用の クレープ専用フライパン は、生地を薄く伸ばしやすく、本当に便利でお気に入り。

次は復活祭(Pâques)へ
聖燭祭が終わると、街は春の飾りに変わり、次は 復活祭(Pâques) がやってきます。
チョコレートが街を彩り、本当に可愛い季節です。
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まとめ|La Chandeleur は「光と春を呼ぶクレープの日」
- Chandeleur は“光”を象徴する祝祭
- クレープは太陽の象徴
- カトリックの伝統も背景にある
- 春の訪れを願う行事として今も続く
- クレープ作りはフランス文化を体験できる絶好のイベント
2月2日は、ぜひ フランス気分でクレープ作り を楽しんでみてくださいね!
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