今回は、フランスの大晦日と新年にまつわるフランス語の単語をいろいろ紹介します!フランスでは、クリスマスは家族と祝い、年末年始は友だちと祝うことが多いです。年末年始のちょっとしたフランスの慣習もあわせて紹介します。
フランス語には音声とカタカナが付いています。
大晦日・クリスマスイブ
この動画では、フランス語の次に日本語が流れます。1回目は、通しで聞いてみて、そのあとは、音声といっしょに、あるいは自分で覚えたフランス語を言って、何度も練習をしてみてください!
何もみなくても、言えるように、発音できるようにすることが目標です!
le réveillon(ル レヴェイヨン)
大晦日(クリスマスイヴ)
「イヴ」の意味となるので、le réveillon du 31であれば「大晦日」、le réveillon de Noël であれば「クリスマスイヴ」
la saint-Sylvestre(ラ サン シルヴェストル)
大晦日
”Silvester”はドイツ語で大晦日を意味し、ジルベスターコンサートで有名ですね!
お正月・元旦
フランス語でお正月と元旦の言い方を覚えましょう!
le nouvel an(ル ヌーヴェーラン)お正月
le jour de l’an(ル ジュール ドゥ ラン)元旦
フランスのお正月の祝い方
fêter(フェテ)祝う
réveillonner(レヴェイヨネ)大晦日を祝う
trinquer(トランケ)乾杯する
クリスマスは、fêter en famille「家族で祝う」年末年始は、fêter entre amis「友だちと祝う」のがフランスです。一般的に、日本ではクリスマスは友だちや恋人、年末年始は家族と過ごしますね!
s’embrasser(サンブラッセ)抱き合う
faire la bise(フェール ラ ビーズ) (ほっぺの)キスをする
sous le gui(ス ル ギ)ヤドリギの下で
フランスでは新年の幕開けには、ハグをしてほっぺのキスをします。「ヤドリギの下で」というのは、「ヤドリギの下でキスをするとその1年が幸福になる」という言い伝えです。
新年の抱負をフランス語で言う
新年の抱負を掲げるのは万国共通?のことでしょうか。「フランス語でも新年の抱負を決める」という表現があります。
prendre de bonnes résolutions(プランドル ドゥ ボンヌ レゾリュシオン)
新年の抱負を決める
フランスのクリスマスとお正月に食べるもの
le champagne(ル シャンパーニュ)シャンパン
les huîtres(レ ズゥィットル)牡蠣
le foie gras(ル フォワ グラ)フォワグラ
クリスマスから新年にかけての食べ物といえば、これらですね!ホリデーシーズン、フランスでは本当にずーっとお腹いっぱいの日々が続きます。年明け1月6日には、ガレット・デ・ロワもありますしね!
フランス語でよいお年を!あけましておめでとう!
私はフランスに住んでいたとき、一度だけ、エッフェル塔のふもとで新年を迎えたことがあります。率直な感想としては、人混みが苦手なので、「テレビで見るほうが綺麗!」でした。活気があるけれど、酔っ払いやちょっと危ない感じの雰囲気もありました。若いときに一度は経験できたことがよかったです。
フランスに住んでいたときの一番思い出に残っている年越しは、フランス人の友人に招待されたアルプスの山小屋でのニューイヤーパーティです。大学生の時でした。一晩中、盛り上がっていて、新年はアルプスの山でみんなでスキーを楽しみました。本当にいい思い出です!
un feu d’artifice(アン フ ダルティフィス)花火
Santé !(サンテ)乾杯!
Bon réveillon !(ボン レヴェイヨン) よいお年を!
Bonne année !(ボナネ)新年おめでとう!
Bonne annéeの和訳はいろいろあるかとおもいますが、とりあえず「よいお年を!」「新年おめでとう」にしてみました。乾杯するときは、なにかを祝って掛け声をします。
日本の乾杯とすこし違うのは、必ず相手の目をみてグラスを合わせます。これは、「かつてワイン生産者がライバルの生産者と乾杯をかわすときに、相手のグラスに自分のワインをいれるため、目をみて乾杯をするようになった」といういわれもあるようです。
乾杯のとき、テーブルにグラスを置くタイミングも、しっかりとそのグループのリズムに合わせる必要があります。失礼にならないようにするマナーのひとつです。
大晦日と新年のフランス語単語、いろいろありましたが、フランスの年末年始の雰囲気がすこしでも伝わったでしょうか。
フランス語|干支の言い方
フランス語で十二支の言い方を紹介しています。
子(ね/ねずみ) Année du Rat (アネ デュ ラ)
丑(うし) Année du Boeuf (アネ デュ ブフ)
寅 (とら)Année du Tigre (アネ デュ ティーグル)
卯 (う/うさぎ)Année du Lapin (アネ デュ ラパン)
辰 (たつ)Année du Dragon (アネ デュ ドラゴン)
巳(み/へび) Année du Serpent (アネ デュ セルパン)
午 (うま)Année du Cheval (アネ デュ シュヴァル)
未 (ひつじ)Année de la Chèvre (アネ ドゥ ラ シェーヴル)
申 (さる)Année du Singe (アネ デュ サンジュ)
酉 (とり)Année du Coq (アネ デュ コック)
戌 (いぬ)Année du Chien (アネ デュ シアン)
亥 (い/いのしし)Année du Cochon(アネ デュ コション)
もっと詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてお読みください!
フランスの新年|エピファニー|ガレット・デ・ロワ
公現祭|エピファニー
このキリスト教のお祭り「エピファニー」は、「出現」(apparition)を意味します。つまり、カトリックにおけるベツレヘムで12月25日生まれた「神の子」イエス・キリストの出現を意味します。
エピファニーはまた、東方三博士がイエスの誕生を祝うためにベツレヘムに訪れたことを祝います。
フランスではクリスマスと年末年始はひとくくりで、エピファニー(公現祭)まではクリスマス期間です。
ガレット・デ・ロワ
エピファニーとガレット・デ・ロワについての記事もおすすめです!