100の質問を通して、言葉・文化・学びの関係を考えるシリーズ「言葉・文化・学びの旅」。
はじめに
2025-2026年は、フランス語を学び始めて30年、そして教え始めて20年の節目の年。
この特集では、100の質問を通して、私自身のこと、言葉のこと、そして「教えること・学ぶこと」の意味を静かに見つめ直します。
この連載を通して、学びの原点から現在のフランスでの日々までをたどりながら、フランス語と共に歩んできた時間の“軌跡と現在地”を記録していきます。
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「学び続ける」ということは、
言葉と共に生きること。
そして、誰かと共に考え続けること。
この特集が、フランス語を学ぶ人、教える人、
そして“ことば”を大切に思うすべての人にとって、
静かな共感のひとときになりますように。
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この連載は、言葉・文化・学びをめぐる私の30年を10問ずつの小さな扉としてまとめた記録です。フランス語を学び、教え、異文化の中で考えてきたこと。どのページを開いても、ちいさな哲学の発見があるかもしれません。
言葉をめぐりながら、自分自身をゆっくりと見つめていく連載です。
言葉と文化の旅を、どうぞご一緒に。
言葉と文化をめぐるフランス語の旅
100 Questions about Me
(言葉、文化、そして学びのこと。)
この連載では、 「フランス語を学ぶ」「教える」「考える」という3つの軸から、 言葉・文化・学びの関係を100の問いを通してたどります。
言葉・文化・学びをめぐる
人生・教育・言葉への思索を軸にした6章構成です。
フランス語との出会い、言葉を教えることの原点を語ります。読む ›
学び始めた頃の気づきと、言葉に惹かれた理由を振り返ります。読む ›
Épisode 1|最初の出会い 読む ›
Épisode2|音の魅力 読む ›
Épisode 3|学びのはじまり 読む ›
Épisode 4|苦手と向き合う 読む ›
Épisode 5|フランス語がくれた景色 読む ›
Épisode 6|言葉のちから 読む ›
Épisode 7|学び続けるということ 読む ›
Épisode 8|日本語とのあいだで 読む ›
Épisode 9|教えることへの芽生え 読む ›
Épisode 10|これからのフランス語 読む ›
3章 仏検・DELFを語る
試験を超えて、フランス語の魅力と可能性について考えます。読む ›
4章 留学がくれた視点
学ぶこと、異文化の中で生きること。その中で得た視点とは。読む ›
5章 フランスでの日々から
4度目のフランス生活を通じて見えてきた、成熟と静けさ。読む ›
6章 教えること、学ぶこと
30年の学びと20年の教育。その先に見えてきた「言葉の哲学」。 読む ›
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各章は毎月更新予定です。
おわりに
この連載は、「問い」を通して自分と向き合うために始めました。
わたしにとって、学びはいつも、誰かの言葉に触れることからゆっくり立ち上がるものでした。考えが揺れたり、見える景色が変わったり、言葉が自分の輪郭をそっと形づくっていくような感覚です。
ここに置いている100の問いは、どこかから借りてきたものでも、流行や形式として集めてきたものでもありません。
これまでの生活、研究、出会ってきた人たちとの対話、フランスと日本のあいだで考えてきたこと。そうした日々の中から、自然に立ち上がってきた問いです。
答えは、ひとつではありません。わたしの答えも、きっと時間とともに変わっていきます。
もし、ページを開いたとき、あなた自身の中にもことばがふっと生まれたなら、それがこの連載のいちばんの意味だと思っています。
— ABC French