フランスの大晦日(le réveillon du 31)や新年(le nouvel an)では、どんなフランス語を使い、どんな過ごし方をするのでしょうか?
本記事では、大晦日・元旦・エピファニー(1月6日)までのフランスの年末年始文化を、フランス語の単語・発音・意味つきでわかりやすくまとめました。
大晦日の挨拶、乾杯の言い方、カウントダウンの花火、年越しの食べ物、ヤドリギの風習、さらにガレット・デ・ロワまで──フランスの年末年始を「まるごと理解」できる完全ガイドです。
旅行・留学・フランス語学習はもちろん、フランス文化を深く楽しみたい方にも役立つ内容です。
フランスの大晦日(12月31日)を表すフランス語
大晦日を表す基本単語
フランスでは大晦日を 友人同士(entre amis) で祝うことが多く、
日本とは逆で、クリスマスが家族・年末は友人 という過ごし方がよく見られます。
大晦日を表す基本単語
🇫🇷 le réveillon
(ル レヴェイヨン)
= 大晦日・クリスマスイブ
※ contexte によって「年越しの夜」「クリスマスイブ」両方で使われる
🇫🇷 le réveillon du 31
(ル レヴェイヨン デュ トランテアン)
= 大晦日の夜
🇫🇷 le réveillon de Noël
(ル レヴェイヨン ドゥ ノエル)
= クリスマスイブ
🇫🇷 la Saint-Sylvestre
(ラ サン シルヴェストル)
= 大晦日
“Saint-Sylvestre” はドイツ語の Silvester と同源。
ヨーロッパ全体で広く使われる表現です。
大晦日の過ごし方(フランス文化)
典型的な流れは次の通りです。
- シャンパンで乾杯
- コースのような夕食
- ダンス・音楽で盛り上がる
- カウントダウンで新年を迎える
フランスでは、
- クリスマス → 家族
- 年末年始 → 友人
と過ごすことが多いのが特徴です。
乾杯と挨拶に使うフランス語
🇫🇷 fêter
(フェテ)
= 祝う
🇫🇷 réveillonner
(レヴェイヨネ)
= 大晦日を祝う
🇫🇷 trinquer
(トランケ)
= 乾杯する
乾杯のマナー
フランス人は、乾杯するとき 必ず相手の目を見る のが礼儀。
「毒が入っていないか確認するため」という逸話も有名です。
抱擁・キスの挨拶
さらに、幸福を呼ぶ風習があります。
🇫🇷 s’embrasser
(サンブラッセ)
= 抱き合う/キスをする
🇫🇷 faire la bise
(フェール ラ ビーズ)
= ほっぺの挨拶キス
🇫🇷 sous le gui
(ス ル ギ)
= ヤドリギの下で
「ヤドリギの下でキスをすると、その1年が幸せになる」という言い伝えが有名です。
フランスの年末年始の食べ物
ホリデーシーズンの定番は次の3つ。
🇫🇷 le champagne
(ル シャンパーニュ)
= シャンパン
🇫🇷 les huîtres
(レ ズュイトル)
= 牡蠣
🇫🇷 le foie gras
(ル フォワ グラ)
= フォアグラ
クリスマス〜新年にかけてフランスは“ごちそう続き”。
そして年明けには……
🇫🇷 la galette des rois
(ラ ガレット デ ロワ)
= 王様のパイ
も登場します。
フランスのホリデーシーズンはとにかく“食の祭り”。
クリスマス〜新年まで、ずっとごちそう続きという家庭も多いです。
新年の挨拶をフランス語で言う
新年・元旦の単語
🇫🇷 le nouvel an
(ル ヌーヴェル アン)
= お正月
🇫🇷 le jour de l’an
(ル ジュール ドゥ ラン)
= 元旦
nouvel an = シーズン
jour de l’an = 当日
という使い分けです。
新年のあいさつ表現
🇫🇷 Bonne année !
(ボナネ)
= 新年おめでとう!/よいお年を!
フランスでは、Bonne année! を1月いっぱい使う ことも多いです。
🇫🇷 Bon réveillon !
(ボン レヴェイヨン)
= よいお年を!(年越し前)
🇫🇷 Santé !
(サンテ)
= 乾杯!
乾杯するとき、相手の目を見る のがフランス式。
グラスをテーブルに戻すタイミングも、周囲と合わせるのがマナーです。
カウントダウンの定番|花火のフランス語
🇫🇷 un feu d’artifice
(アン フ ダルティフィス)
= 花火
年越しの瞬間に花火(feux d’artifice)が上がる地域も多く、
フランスの新年を象徴する風景のひとつです。
新年の抱負をフランス語で
🇫🇷 prendre de bonnes résolutions
(プランドル ドゥ ボンヌ レゾリュシオン)
= 新年の抱負を決める
「今年こそ英語/フランス語を頑張る!」など、フランスでも新年に“抱負”を立てる文化があります。
私の年越しの思い出(体験談)
私は数回のフランス生活のうち、何度かフランスで年越しをしています。
フランス滞在中の年越しの思い出から、印象的だったものを紹介します。
パリ・エッフェル塔下で迎えた新年
華やかで活気あふれる雰囲気でしたが、とにかく何が起こるかわからないフランス!
人混みが苦手な私は「テレビのほうが絶対にいい」と感じたほど。
アルプスの山小屋でのニューイヤー
大学生の頃、フランス人の友人の山小屋で迎えた新年。
夜通し盛り上がり、年末年始はみんなでスキーへ。
暖かい暖炉を囲み、ワインとチーズと美味しい山小屋のご馳走。
友だちとのかけがえのない時間を過ごすことができ、忘れられない最高の年越しでした。
フランス語で干支を言ってみよう
フランス語で十二支を言うと、ちょっとした自己紹介にも使えます。
一例:
🇫🇷 année du Rat
(アネ デュ ラ)
= 子年
🇫🇷 année du Dragon
(アネ デュ ドラゴン)
= 辰年
詳しくはこちら(動画あり):
https://abc-french.com/chinese-zodiac-in-french/
フランスの新年はエピファニーまで続く
🇫🇷 l’Épiphanie
(レピファニー)
= 公現祭(1月6日)
フランスでは 「エピファニーまでがクリスマス期間」 です。
ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)とは?
🇫🇷 la galette des rois
(ラ ガレット デ ロワ)
= 王様のパイ
- 東方三博士を祝う伝統
- 1月6日に食べるパイ
- 中には fève(フェーヴ)=陶器の人形 が入っている
- 当たった人は“王様/女王様”になれる
学生のころ、フランス語のクラス(日本)で実際に、フランス人の先生がガレット・デ・ロワを買ってきてくれました。クラスで2つのガレット・デ・ロワを囲み、誰にフェーヴが入っているかのお楽しみの時間でしたが、幸運な私はその日女王様になることができたのです。
今ではとてもいい思い出です。今では、自分で作るガレット・デ・ロワを楽しんでいます。
フランスの冬の行事をもっと知る|おすすめ記事
フランスの冬の文化がもっと知りたい方は、年末年始のフランス語ガイドの記事もあわせてどうぞ。
十二支をフランス語で言う|干支のフランス語・発音つき解説
フランスのクレープの日「シャンドルール(Chandeleur)」とは?
まとめ|フランスの大晦日と新年は「友人と祝う文化」
- クリスマスは家族、年末年始は友人
- ヤドリギの下のキスは幸運のおまじない
- 大晦日は réveillon、元旦は jour de l’an
- Bonne année! は1月いっぱい使える
- 1月はガレット・デ・ロワで締めくくり
フランスの年越し文化を知ると、言語も習慣もより身近に感じられます。
フランス語で Noël & Nouvel An を楽しんでみてくださいね。
フランスの行事をまとめて知りたい方は
「フランスの祝日とバカンス年間ガイド」もどうぞ。
年間の休暇制度や季節の行事がひと目で理解できます。




