フランス語の不規則動詞の中でも、特につまずきやすいのが “-oir で終わる不規則動詞” です。語幹の変化が大きいものが多く、見た目だけでは規則性をつかみにくいため、まずは「どんな種類があり、どこに特徴があるのか」を知ることが大切です。
この記事では、-oir 動詞の中でも使用頻度の高い動詞を4つのパターンに整理し、現在形の最小限の特徴をわかりやすく紹介します。全体像をつかみたい方に最適です。
-oirで終わる不規則動詞とは?
oir 動詞は、不規則動詞の中でも 語幹変化が最も大きいグループ です。見た目ではパターンを予測しにくいため、はじめに グループごとの特徴をつかむこと が大きな助けになります。
oir 動詞の4つの主要グループ(現在形)
① pouvoir / vouloir(できる・欲しい)
特徴:語幹が2種類に分かれ、単数形Je/Tuの語尾が -x になる。
例:
Je peux
Tu peux
Il peut
Nous pouvons
Vous pouvez
Ils peuvent
日常会話で非常に頻度が高いため、最優先で覚えておくべきグループです。
② voir / croire(見る・信じる)
特徴:複数人称で語幹が i → y に変わる。
例:
Je vois
Tu vois
Il voit
Nous voyons
Vous voyez
Ils voient
単数形との音の変化も大きいため、発音もあわせて覚えていくと効果的です。
③ savoir / devoir / boire(知る・〜しなければならない・飲む)
特徴:語幹が3種類に分かれる。
例:
Je sais
Tu sais
Il sait
Nous savons
Vous savez
Ils savent
一見バラバラですが、各動詞に一定のパターンがあります
④ apercevoir / recevoir(気づく・受け取る)
特徴:単数形と3人称複数で c → ç に変わる。
例:
J’aperçois
Tu aperçois
Il aperçoit
Nous apercevons
Vous apercevez
Ils aperçoivent
語幹の変化が大きいため、チャンク(まとまり)で覚えるのが近道。
グループごとの規則性をつかむのが最優先
oir 動詞は見た目の変化が多く、最初から全てを暗記しようとすると挫折しやすい領域です。
まずは次の 3つの視点 をつかむだけで、理解が一気にラクになります。
① どのグループに属しているか
② 語幹の変化が何パターンか
③ 単数形/複数形で音がどう変わるか
“全部を覚える” のではなく、“分類して理解する” 学び方が最短ルートです。
oirで終わる不規則動詞|(聞き流し)発音練習
irで終わる不規則動詞の “現在形だけ” をまとめて練習したい方は、こちらの動画がおすすめです。
全時制【直説法の現在、複合過去、半過去、単純過去】とそれぞれの時制ごとにそれぞれ動画があります。学習したい時制(活用)の動画をご活用ください。聞き流しとしてもご利用いただけます。
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oir 不規則動詞の現在形を押さえたあとは、ほかの不規則動詞の仕組みもあわせて知ることで、活用の体系がより明確になります。
最重要4動詞+αの不規則活用
最も頻度が高い5動詞の基本をまとめています。
最重要4動詞+αの不規則活用はこちら→irで終わる不規則動詞の活用と覚え方
2大パターンで一気に整理できます。
irで終わる不規則動詞の活用と覚え方はこちら→reで終わる不規則動詞の活用と覚え方
語尾の変化と語幹整理がポイントです。
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この記事では、oir で終わる不規則動詞の 現在形の基本パターン にしぼって紹介しましたが、このグループには、派生動詞の広がり・語幹変化の規則性・時制ごとの特徴など、さらに深い仕組みがあります。
全時制の一覧(図解)
派生動詞のグループ整理
発音ルールのポイント
文で覚える例文集
練習プリント
こうした内容を丁寧にまとめた 《不規則動詞ノート(oir編)》 を現在準備中です。
初級のあいだはすべて覚える必要はありませんが、「きちんと積み上げたい」と感じたタイミングで、この続きを開いてみてください。(準備中)
あなたのフランス語が、さらに確かなものになりますように。
— ABC French

