フランスのカフェでメニューを見ると、日本とはまったく違うコーヒーの名前が並びます。「どれがエスプレッソ?」「カフェ・オ・レって通じるの?」と迷う方も多いと思います。
この記事では、フランスのカフェでよく注文される 定番のコーヒー10種類 を、フランス語の名前・読み方・発音(カタカナつき)+簡単な説明 とともにまとめました。
旅行中にスムーズに注文できるよう、実際の会話で役立つポイントも一緒に紹介します。
まずは音声で練習してみましょう(フランス語→日本語)
この動画では、フランス語のあとに日本語が流れます。
まずは通しで聞いて、そのあとフランス語を口に出しながら何度も練習してみてください。
「何も見なくても言える」状態を目指しましょう!
フランスのカフェのコーヒー|フランス語でよく使う10種類
フランスのカフェに入ったら、まず頼んでみたいのはコーヒーでしょうか。フランスで「un café(カフェ)」と言って注文すると エスプレッソ が出てくるので注意が必要です。
un café(エスプレッソ)
🇫🇷 un café
(アン カフェ)
フランスで「カフェ」と言えばこのエスプレッソ。濃くて小さめの定番。
un grand café(大きめのカフェ)
🇫🇷 un grand café
(アン グラン カフェ)
通常のエスプレッソより 大きめサイズ のコーヒー。
un double café(エスプレッソ2倍)
🇫🇷 un double café
(アン ドゥーブル カフェ)
エスプレッソの 2倍の量。しっかり飲みたい人向け。
un café décaféiné(カフェインレス)
🇫🇷 un café décaféiné
(アン カフェ デカフェイネ)
カフェインレスのコーヒーです。
un café allongé(アメリカン風)
🇫🇷 un café allongé
(アン カフェ アロンジェ)
日本の喫茶店に近い「アメリカンコーヒー」。エスプレッソをお湯で伸ばした薄めの味。
un café noisette(少量ミルク)
🇫🇷 un café noisette
(アン カフェ ノワゼットゥ)
エスプレッソにほんの少しミルクを加えたもの。
色がヘーゼルナッツに似ていることから noisette と呼ばれます。
un café viennois(ホイップ入り)
🇫🇷 un café viennois
(アン カフェ ヴィエノワ)
ホイップクリーム入りのウィーン風コーヒー。
un café crème(カフェラテ風)
🇫🇷 un café crème
(アン カフェ クレーム)
いわゆる「カフェ・オ・レ」に近い飲み物ですが、カフェでは café crème という名前で注文するのが一般的。
「カフェ・オ・レ」は家庭で朝に飲むイメージです。
un petit / grand crème(サイズ違い)
大きさによって:
- un petit crème(アン プチ クレーム)
- un grand crème(アン グラン クレーム)
un chocolat chaud(ホットチョコ)
🇫🇷 un chocolat chaud
(アン ショコラ ショ)
コーヒーではありませんが、カフェの定番。温かいココア。チョコレートを溶かして作る濃厚タイプが多めです。
un café glacé(アイスコーヒー)
🇫🇷 un café glacé
(アン カフェ グラッセ)
アイスコーヒー。以前は少なかったですが、最近は扱うカフェも増えてきました。日本のような「氷入りブラック」とは違い、甘めの場合もあります。
なぜフランスでは「カフェ・オ・レ」と言わないの?
日本ではカフェでよく見かける「カフェ・オ・レ」ですが、フランスではこの名前はほとんど使われません。理由は、café au lait が“家の朝食で飲むもの”という強いイメージがあるからです。
そのため、お店で注文するときは café crème(カフェ・クレーム) が定番。
カフェ・オ・レが「コーヒー+ミルクを混ぜただけ」に近いのに対し、カフェ・クレームは 蒸気で泡立てたミルク(スチームミルク) を使うため、口当たりがまろやかでカフェらしい仕上がりになります。
ちなみに、このカフェ・クレームにココアパウダーを振りかけたものがカプチーノに近い飲み方です。メニューに「カプチーノ」がなくても、café crème と chocolat chaud があれば注文できるお店もあります。
旅行中、ひとことUn café crème, s’il vous plaît. と言えると、一気にフランスのカフェ文化になじみますよ。私は普段、短く Un crème, s’il vous plaît. と言って注文しています。
カフェでフランス語|注文してみよう(初心者向け)
単語がわかったら、次は実践です。
フランス語での注文の言い方・基本フレーズ
フランスのカフェでは、注文のときに使うフレーズが決まっています。
まずは、この「基本の形」を覚えるととても楽になります。
いちばんシンプルで丁寧な言い方は Je voudrais + 飲み物(ジュ ヴドレ)です。
例:
- Je voudrais un café, s’il vous plaît.
(カフェをください。) - Je voudrais un café crème.
(カフェ・クレームをお願いします。)
ほかにも、店員さんから返ってくる質問の聞き取りにも役立つ
“最低限のパターン” をまとめておくと安心です。
入店から会計までの流れをフランス語で言うと?
フランスのカフェでは、入店から会計までの流れが日本とは少しちがいます。
一連のやり取りを知っておくと、スムーズに過ごせます。
① 入店時:
席に座ってよいか聞かれることがあります。
- Vous prenez place ?(お席どうぞ)
- Pour boire quelque chose ?(お飲み物ですか?)
② 注文:
さきほどの Je voudrais… を使って注文します。
③ サービス中:
砂糖や水がほしいときは:
- Excusez-moi, vous avez du sucre ?
④ 会計:
フランスでは席でそのまま支払うことが多いです。
- L’addition, s’il vous plaît.(会計をお願いします。)
この流れを知っておくだけで、初めてでも落ち着いて注文できます。
注文でそのまま使えるフレーズはこちらにまとめています。
カフェでフランス語|聞き取り練習してみよう
フランスのカフェの会話に挑戦してみましょう。
店員によく聞かれるフランス語の質問フレーズ
店員さんからは、注文の内容を確認するために
いくつか決まった質問が返ってきます。
よくあるパターンはこれです:
- Petit ou grand ?(小さいサイズ?大きいサイズ?)
- Avec du lait ?(ミルク入れますか?)
- Sur place ou à emporter ?(店内?持ち帰り?)
- Autre chose ?(ほかに何か?)
この4つを聞き取れれば、カフェで困ることはほとんどありません。
会話で使える返答のフレーズ例
質問が聞き取れたら、次は返し方です。
フランス語の返答にも決まったパターンがあり、たったこれだけ覚えれば十分です。
- Un grand, s’il vous plaît.(大きいサイズでお願いします。)
- Sans lait, merci.(ミルクなしで。)
- Sur place, s’il vous plaît.(ここで飲みます。)
- C’est tout, merci.(以上でお願いします。)
単語だけで返しても全然大丈夫なので、気楽に使ってみてください。
カフェで役に立つメニューの基本|よく出る単語まとめ
フランスのカフェでは、飲み物の種類がとても豊富で、日本とは少し違う呼び方をすることもあります。
ここでは、注文のときに迷わないよう、カフェで特によく出てくる言葉をコンパクトにまとめました。
この記事で紹介していないフレーズをたくさん紹介しています。ぜひ合わせてお読みください!
おわりに|フランスのカフェをもっと楽しむために
フランスのカフェは、観光地だけでなく日常の風景の一部です。
コーヒーの名前を知っているだけで、注文がぐっとしやすくなります。
旅行前に、気になるコーヒーを声に出して練習してみてください!


