入門レベルのフランス語のアウトプット練習のレッスンです。仏検4〜5級レベルの基本的な構文をフランス語で瞬時に言えるよう練習をしていきます。この「瞬間仏作文」シリーズを順番に聞いていけば、入門レベルのフランス語を一通り学習することができます!
フランス語の発音は始めはとてもむずかしいですが、しっかりと聞き取りをして、少しずつ慣れていきましょう。日本語を聞いて、フランス語を反射的に口にする練習です。例文の文法を習っていることが前提となります。例文の練習の後に、語彙の練習もしていきます。
家族の紹介では、「他己紹介」【名前・職業・出身・住んでいるところ、国籍、年齢、話す言語】の復習 をしながら「容姿」や「性格」についても 言えるようにしていきます!
基本的なフランス語(入門レベル)の復習をするとともに、仏検4〜5級レベルのフランス語を瞬時に言えるようにする。
家族の紹介ができる
フランス語を学び、理解した後は、どんどん口からフランス語を出していくことが何より大切です。せっかくのフランス語の知識をあたまの中だけにおいておくのはもったいないですね!
フランス語を声に出すこと、すらすら言えるようになるまで何度も練習してみましょう!
学べるフレーズ
第3者の紹介として、まずは家族の紹介ができるようにしましょう。文法的なことはひとまず後にして、まずはフレーズごと丸暗記してみましょう。
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家族の紹介の仕方
「こちらは私の〜です」の言い方は、二通りあります。「私の」を意味する所有形容詞は、フランス語では、名詞の性数によって形が変わりますので、それぞれ覚えていく必要があります。
家族の単語については、後述の「単語:家族」のところで確認してください。
C’est mon / ma / mes 〜.
☑︎C’est mon père. [セ モン ペール]
☑︎C’est ma mère. [セ マ メール]
Voici mon / ma / mes 〜.
☑︎Voici mes grands-parents. [ヴォワシ メ グラン パラン]
第3者(彼/彼女)の名前の言い方
名前をいう表現は、動画で流れる例文以外にもありますが、まずは1種類の言い方をしっかりマスターしましょう。
Il / Elle s’appelle 〜.
☑︎Il s’appelle 〜. [イル サペル〜]
☑︎Elle s’appelle 〜. [エル サペル〜]
彼、彼女の名前をいうフレーズです。
第3者(彼/彼女)の職業の言い方
職業名は、男女同型の場合、男性形と女性形がある場合とがありますので、ひとつずつ丁寧に発音と綴りを覚えていきます。覚え方としては、形容詞の作り方を参考にするとわかりやすいです。
後述の「単語:職業」のところで、男性形と女性形の作り方のルールを記載しています。
Il / Elle est (職業).
☑︎ Il est (職業). [イレ 〜]
☑︎ Elle est (職業). [エレ〜]
彼、彼女の職業を言うフレーズです。職業の単語を入れてフレーズは完成しますが、主語が女性(Elle)の場合、職業名も女性形になります。
後述の「単語:職業」のところで、男性形と女性形の作り方のルールを記載しています。
第3者(彼/彼女)の住んでいるところの言い方
住んでいるところを言うためには、その地名(国や都市名など)を言う必要がありますが、場所を言うために使う前置詞もいっしょに覚える必要があります。都市名には、à をつける。国名には、en France, au Japon, aux Etats-Unisなどの前置詞をつける、とまず覚えておきましょう。
Il / Elle habite à(都市名).
☑︎Il habite à 〜. [イラビットゥ ア / イラビッタ]
☑︎Elle habite à 〜. [エラビットゥ ア / エラビッタ]
*à の発音は、直前の t の音とエリジオンしてもいいですし、別々に話して発音してもよい
彼、彼女の住んでいるところを言うフレーズです。前置詞àの後ろには都市名がきます。国を言いたい場合は、名詞の性と数によって、使う前置詞が異なります。
*場所の前置詞について:
à 都市名 à Osaka, à Tokyo
en 国名(女性) ex) en France
au 国名(男性) ex) au Japon
aux 国名(複数) ex) aux Eats-Unis
第3者(彼/彼女)の出身の言い方
出身をいう表現は、動画で流れる例文以外にもありますが、まずは例文の言い方をしっかりマスターしましょう。
Il / Elle est de(都市名).
☑︎Il est de(都市名). [イレ ドゥ]
☑︎Elle est de(都市名). [エレ ドゥ]
第3者(彼/彼女)の国籍の言い方
国籍は、男女同型の場合、男性形と女性形がある場合とがありますので、ひとつずつ丁寧に発音と綴りを覚えていきます。覚え方としては、形容詞の作り方を参考にするとわかりやすいです。
Il / Elle est (国籍).
☑︎ Il est (国籍). [イレ 〜]
☑︎ Elle est (国籍). [エレ〜]
彼、彼女の国籍を言うフレーズです。国籍の単語を入れてフレーズは完成しますが、主語が女性(Elle)の場合、国名も女性形になります。
後述の「単語:国籍」のところで、男性形と女性形の作り方のルールを記載しています。
第3者(彼/彼女)の年齢の言い方
フランス語で年齢を言う時は、英語のhave動詞にあたる、「持っている」と言う意味のフランス語のavoir動詞を使います。*英語で年齢を言う時は、be動詞を使いますが、フランス語ではavoirを使うので、注意しましょう!
Il / Elle a(数字)ans.
☑︎Il a 〜 ans. [イラ (アン)]
☑︎Elle a 〜 ans. [エラ (アン)]
*実際には、年齢の数字が入るので、数字とans(アン)をつなげて発音します。
彼、彼女の年齢を言うフレーズです。年齢の数字のあとに、「〜歳」の意味のフランス語an(s)をつけることにより、数字の語末とan(s)をつなげて発音します。
後述の「表現|年齢の言い方」のところで、発音のルールを説明しています。
第3者(彼/彼女)の話す言語の言い方
言語の単語はいつでも男性形で、国籍の単語の男性形がそのまま→言語になります。一般に、言語の単語には定冠詞leをつけますが、話すと言う意味の動詞parlerにつなげて言う時は、無冠詞になることが一般的です。
Il / Elle parle parle(言語).
☑︎Il parle parle(言語). [イル パルル]
☑︎Elle parle parle(言語). [エル パルル]
彼、彼女の話す言語を言うフレーズです。
第3者(彼/彼女)の容姿や性格の言い方
容姿や性格を表す形容詞を使って、表現することができます。フランス語の形容詞は主語に合わせて性数を一致する必要がありますので、しっかりと覚えていきましょう。
Il / Elle est(容姿を表す形容詞).
☑︎Il est (容姿を表す形容詞). [イレ〜]
☑︎Elle est (容姿を表す形容詞). [エレ〜]
例えば、「背が高い」と言う意味の形容詞 grandを使う場合、Il est grand. Elle est grande. となります。Elle(彼女)が主語のとき、grandは、語尾にeをつけて女性形にします。
Il / Elle a les cheveux / les jeux (形容詞).
☑︎Il a les yeux noirs. [イラ レ ジュ ノワール]
☑︎Elle a les cheveux longs. [エラ レ シュヴ ロン]
どんな髪(les cheuveux)で、どんな目(les yeux)か?といった容姿の言い方です。形容する単語としては、色や長さ、形などの形容詞を使います。
Il /Elle est (性格を表す形容詞).
☑︎Il est (性格を表す形容詞). [イレ〜]
☑︎Elle est (性格を表す形容詞). [エレ〜]
例えば、「やさしい」と言う意味の形容詞 gentilを使う場合、Il est gentil. Elle est gentille. となります。Elle(彼女)が主語のとき、gentilは、語尾にeをつけるだけでなく、子音lを重ねます。
*形容詞の女性形の作り方は、例外も含め、しっかりと覚えていきましょう。
学べる文法
この瞬間仏作文では、文法は既習であることを前提としています。他己紹介の総まとめとして、以下の文法事項を確認しておきましょう!
動詞être(エートル)の活用
フランス語の動詞の中でいちばん大切な動詞だといっても過言ではない、このêtreという動詞は、不規則に活用します。
学習が進むたびに、動詞の活用が出てきますが、その都度、しっかりと暗記していくことをおすすめします。
また、動詞の活用は否定の形でも言えるようにしておくとよいでしょう。日常会話で、「肯定文しか使わない」なんてことはないからです。
フランス語学習はまずはここから!といってもいいくらい重要な動詞 être です!!しっかりと記憶して定着させましょう。
代名動詞 s’appeler(~という名前である)
今回は、三人称単数のIl s’appelle(自分の名前)と Elle s’appelle(自分の名前)を言えるようにしておきます。
動詞 habiter(住む)
リエゾン (▶︎詳しい解説はこちら)、アンシェヌマン (▶︎詳しい解説はこちら)に注意して、発音の練習をしていきます。Il と Elle については、アンシェヌマンをします。
動詞avoirの活用
動詞 être と並んで、最重要といってもよい avoir です。着実に暗記していきましょう。
動詞 parler(話す)
所有形容詞
今回学習するのは、「私の」を意味するフランス語の所有形容詞(mon, ma, mes)の3つです。まずはこの3つから、しっかりとマスターしていきます。
男性単数形の名詞には、mon(モン)、女性単数形の名詞には、ma(マ)、複数形の名詞には、mes(メ)をつけます。
家族の単語は基本的に、自然の性に一致しますので、例えば、父ならmon père(モン ペール)、母ならma(マ メール) mère、両親は複数形になり、mes parents(メ パラン)となります。
学べる単語と表現
形容詞
第4回まで(自己紹介①、自己紹介②、他己紹介①、他己紹介②)までに、職業、国籍の形容詞を学習しました。形容詞の女性形の作り方については、コツをつかんできたでしょうか?しっかりとおさらいしておきましょう。
女性形の作り方
【基本の作り方】
男性形にeをつける
【特殊な形】
◎-er → ère
◎-f → ve
◎-eux → euse
◎語末の子音を重ねてeをつける
◎その他
単語|職業
「職業」の単語には、男性形と女性形と、男女同型があります。形容詞の男性形と女性形を作るときのルールとほとんど同じと考えて差し支えありません。
単語|都市名・国名
フランス語で都市名をいう場合、東京(Tokyo)のように発音する場合もありますが、フランス語読みの発音で読まれる都市名もあるので、注意が必要です。例えば、ソウル(Séoul):読み方(セウル)などです。
また、国名については、名詞が男性形なのか女性形なのか、あるいは複数形なのかによって、使う前置詞が変わります。まずは、名詞の性と数を覚えていき、さらに前置詞とセットで覚えていくとよいでしょう。
単語|国籍・言語
「国籍」の単語には、男性形と女性形と、男女同型があります。形容詞の男性形と女性形を作るときのルールとほとんど同じと考えて差し支えありません。
「言語」の単語はいつでも男性形で、国籍の単語の男性形がそのまま→言語になります。
表現|年齢の言い方
リエゾンのルールを覚えて、すらすら言えるようになるまで何度も練習しましょう!
数字0-100
数字は、まずは20まで、そのあと69まで、最後に100まで言えるように段階を踏んで練習していきます。
単語|家族
家族の単語には、所有形容詞をつけて覚えていくのがおすすめです。
(好きなもの・ことにつづく!)お楽しみに。
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