マルシェ・ド・ノエルってなに?フランスの伝統はどこから来たの?

マルシェドノエルってなに 文化アトリエ
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12月になりました!いよいよクリスマスシーズン本番ですね。
この時期は、レッスン以外の時間はずぅーっとクリスマス曲のみが流れるラジオをいろいろ聞いています♪お気に入りは、ドイツ、フィンランドのクラシック専門のクリスマス曲が流れるラジオ局と、今年見つけた「ハワイアンクリスマス」の音楽です。クリスマスなんだけど、なんだか陽気でいい気分!

そこで、今回は、マルシェ・ド・ノエルと、そのフランスの伝統について書きたいと思います。

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マルシェ・ド・ノエルのおもいで

11月の終わり辺りから、ヨーロッパの各地では街中がクリスマスムードになります。例えば、わたしが住んでいた国フランスでは、街の建物と建物の間に、イルミネーション。いわゆる通り(la rue)に、クリスマス飾りがかかるわけです。

寒くなるけれど、イルミネーションで少し心が温まります。なにせ、過ごしたクリスマスシーズンは、大学院留学中!学業でいつもいつも大変だった時です。クリスマスどころではない日々だったのが現実ですが、綺麗だなぁと思ってみていました。

フランス留学中のクリスマス
アパルトマンのバルコンからの眺め

フランス留学中って、異国なのに住んでいるのにその国に慣れているせいか、ほとんど写真を撮っていないのですね。今思えばもっとたくさん写真を撮るべきでした…。撮れてもあまりよく写っていないけれど、これが、わたしの心を温めてくれたイルミネーション。ロマンチックではないかもしれないけれど、綺麗でした!マルシェでは、ホットワイン(le vin chaud)を飲んでさらに温まりました。

マルシェ・ド・ノエルとは?

その伝統どこから来たの?

D’où vient la tradition du marché de Noël ?

D’origine allemande, le premier marché de Noël a vu le jour en Alsace au XVIe siècle. Il s’appelait « marché de Saint-Nicolas ». On y achetait des cadeaux pour les enfants pour la Saint-Nicolas, le saint protecteur des enfants. En 1570, avec l’arrivée du protestantisme, une branche de la religion chrétienne, ce marché est rebaptisé « marché de l’Enfant-Jésus ».

https://www.1jour1actu.com/info-animee/dou-vient-la-tradition-des-marches-de-noel

マルシェ・ド・ノエルの起源は、ドイツでした。フランスでいちばんに出来たマルシェ・ド・ノエルは、15世紀のアルザスにさかのぼります。そして当時は、「マルシェ・ド・ノエル」ではなくて、「マルシェ・ド・サン・ニコラ」と呼ばれていたそうです。1570年プロテスタントの到来とともに、このマルシェのことを「キリストの子供たちのマルシェ」と呼んだそうです。

フランスのマルシェドノエル

でもいつからマルシェの数が増えたの?

Mais depuis quand ces marchés se sont multipliés ?

Du XVIe siècle jusqu’aux années 1990, seule la ville de Strasbourg a un marché de Noël. Chaque année, pendant tout le mois de décembre, des milliers de touristes sont au rendez-vous. Chalets illuminés, pain d’épice, vin chaud, jouets en bois, on y vient pour son côté traditionnel célébrant la magie de Noël. En 1995, face à son succès grandissant, la ville alsacienne présente son marché dans plusieurs salons internationaux de tourisme. Dès l’année suivante, des marchés de Noël fleurissent partout dans le monde.

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16世紀から1990年代には、ストラスブールにだけ「マルシェ・ド・ノエル」がありました。毎年12月になるとたくさんの観光客がストラスブールを訪れていました。1995年になると、ストラスブールの「マルシェ・ド・ノエル」の成功により、国際的な展示会で紹介され、その翌年には世界中で「マルシェ・ド・ノエル」が開催されるようになりました。

マルシェドノエルの伝統

クリスマスのおとぎの国

ヨーロッパのマルシェドノエル

Féerie de Noël

Marrons chauds par-ci, santons de Provence par-là, chaque ville s’invente son marché et l’adapte à ses traditions. Au fil des ans, ils deviennent des événements touristiques. Patinoires, manèges, animations… les villes regorgent d’imagination pour accueillir des marchés toujours plus beaux et festifs. Aujourd’hui, la France est deuxième au classement mondial des marchés de Noël, après l’Allemagne. La féerie de Noël n’est pas près de disparaître !

https://www.1jour1actu.com/info-animee/dou-vient-la-tradition-des-marches-de-noel

焼き栗からはじまり、ブロヴァンス地方のサントン人形にいたるまで、どこの街もそれぞれのマルシェを作り上げています。ここ数年では、観光名所ともなっているようです。スケート場、メリーゴーランド、アトラクションなど、どの街ももっと美しくもっとおとぎ話のようなマルシェを作ろうと、創意工夫しています。今日、フランスの「マルシェ・ド・ノエル」は、ドイツの次に2番目にランキングされているようです!

マルシェドノエルの歴史

マルシェ・ド・ノエルの単語を覚えよう!

つぎに、クリスマスのフランス語単語を紹介します。

marché de Noël(マルシェ ド ノエル)
クリスマスマーケット

la Saint-Nicolas(ラ サン ニコラ)
サン・ニコラ

chalet(シャレ)  
(クリスマスマーケットの)小屋

pain d’épice(パン・デピス)
スパイスのパン

vin chaud(ヴァン ショ)  
ホットワイン

jouet en bois(ジュエ アン ボワ) 
木で出来たおもちゃ

marrons chauds(マロン ショ)  
焼き栗

santons de Provence(サントン ドゥ プロヴァンス)
プロヴァンス地方のサントン人形

patinoires(パチノワール)
アイススケート

manèges(メナージュ)
メリーゴーランド

la magie de Noël(ラ マジ ドゥ ノエル)
クリスマスの魔法

いくつ知っていますか?ちょっと解説が必要な単語はまた他の記事で書きたいと思います!

パリのマルシェ・ド・ノエル

毎年11月20日くらいに、シャンゼリゼ通りのイルミネーションが点灯しますね。寒いけれど、この灯火で心が温まります。ラファイエットやプランタン、ボンマルシェなどの高級デパートのクリスマス装飾も見どころたくさんのパリ。

パリのマルシェ・ド・ノエルは、素敵です。

⬇️この短い動画では、パリのマルシェドノエルの様子が垣間見れます♪

リスニングに挑戦しよう!

こちらの動画では、ここまでに説明してきた内容の動画をご覧いただけます。

わかりやすいので、おすすめです。

この記事の内容は、あおいの初級フランス語レッスン(はじめてのフランス語「文化」)で扱っています。

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