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フランス語のアルファベット|発音と覚え方|歌で覚えよう!

アルファベット 文法
この記事は約10分で読めます。

今回は、簡単に発音できるコツや楽しく覚える方法、英語との違いなどに触れながら、実際にレッスンで、どのようにフランス語のアルファベットを学んでいくのかについて紹介します。

フランス語|アルファベット

まずは、フランス語のアルファベットを聞いてみましょう。聞いてみたら、今度は後に続いて発音してみます。

最後にランダムでアルファベットが出てきますから、覚えたどうかチェック!アルファベットの聞き取りに挑戦してみてください!(練習動画はただいま準備中です。しばらくお待ちください)

何もみなくても、言えるように、発音できるようにすることが目標です!

フランス語のアルファベット 一覧 カタカナ 発音記号

フランス語のアルファベットは、英語と同じ26種類です。

発音については、発音記号とカタカナを参考にしてください。特に注意が必要なアルファベットについては発音のコツを記しています。

アルファベット発音記号カタカナ読み方 発音のコツ
A a [a]ア        
B b         [be]
C c  [se]
D d      [de]
E e        [ə]顎の力を抜いて、唇を突き出さずに
F f[ɛf]エフ
G g[ʒe]ジェ上下の歯をつけたまま
H h       [aʃ]アッシュ
I i[i]
J j      [ʒi]上下の歯をつけたまま
K k         [ka]
L l[ɛl]エル
M m      [ɛm]エム
N n         [ɛn]エヌ
O o [o]
P p     [pe]
Q q      [ky]キュ下の歯に舌をつけて、唇を小さく丸く突き出して
R r[ɛ:ʁ]エールRの発音は喉から息を出す
S s   [ɛs]エス
T t         [te]
U u [y]下の歯に舌をつけて、唇を小さく丸く突き出して
V v   [ve]ヴェ
W w[dubləve]ドゥブル ヴェ
X x[iks]イクス
Y y  [igʁɛk]イグレックRの発音は喉から息を出す
Z z       [zɛd]ゼッドゥ

まずは発音できるようにする、そのあと見ないでも言えるようにするとよいです!

フランス語のアルファベット 発音のコツ

次にあげる5つのペアのアルファベットは、日本人話者(学習者)にとって、むずかしい発音で、レッスンでは特に注意して、発音練習をしています。

実際には、発音を聞いて、真似して発音してみたり、発音を聞いてもらい、間違っていたら直してもらったりできるとよいのですが、レッスンなどの機会が持てない場合は、以下の説明を参考にしてください。

E e と U u

ひとつめは、日本語のカタカナの読み方にすると、どちらも「ウ」になりますが、これらのアルファベットのフランス語は、違う「ウ」の音になります。

ポイントは、E e を発音するときは、顔(顎)の力を全力で抜いて、口を突き出さずに「ウ」と言ってみることです。とてもだらしのない感じの「ウ」が出来上がります。

日本語が母語の方にとって、この E e の発音は、慣れるまでは、ついつい口を突き出して発音してしまうことが多いです。口を突き出さずに、「ウ」と言ってみると意外とフランス語の E e の発音に近づきます。

それから、U u の発音ですが、これは何度やってもできない方がけっこういらっしゃいます。が、ポイントは、口をつぼめて、突き出すこと。そのときに、下は下の歯の裏につけることです。今にも口笛がでてきてしまいそうな、口のかたちです。

U u の発音のかたちが出来上がると、「ユ」のような音に聞こえるかもしれません。

一見、カタカナにすると日本語の「ウ」の音になってしまうこの2つは、習得するのが一番難しい発音かもしれません。

G g と J j

つづいて、あなどれないこの発音、実は日本語の「ジ」の音とは全然違うのです。この音を出せるようになるかならないかで、綺麗なフランス語を話せるかどうかに違いがでるといっても過言ではありません。

ポイントはただひとつ。G gJ j も、発音するときは、下の歯と上の歯をくっつけることです。こうするとこで、ぐっとフランス語らしい発音になります。

ここではあえて、カタカナをつけてみると、

G g → ジェ
J j →ジ

日本語の「ジ」の音を発音してみると、下の歯と上の歯は、くっついていないことがわかります。が、フランス語ではしっかりとくっつけます。

試しに、日本語の「じゃんけん」を下の歯と上の歯をくっつけて言ってみてください。日本語の「じゃんけん」という発音とは全く違った、フランス語風の「じゃんけん」が出来上がります。

R r と Y y

Rの発音のコツをおさえると、R rY y の発音はできるようになります。フランス語のRの発音のポイントは、喉の奥から息を出すのですが、その際に、舌を下の歯に押し付けたまま、喉から息を出します。

ここではあえて、カタカナをつけてみると、

R r → エール
Y y → イグレック

「ル」と「レ」のRの発音です。日本語のら行の発音にしていると、いつまでたってもフランス語のRの発音を出せるようになりません。もし喉の奥から息を出すのがむずかしいとすれば、喉の奥から息を出すイメージで、は行の発音で置き換えて、発音してみましょう!

すると、は行の発音で出しているうちに、喉の奥から息を出せるようになれば、次第に、フランス語のRの発音が完成していきます。

はじめのうちは、大袈裟なくらいに大きな音をだして練習しておくことも必要です。実際には、喉を鳴らして発音すると、あまり上品なフランス語にはなりませんので、たくさん大袈裟に練習していくうちに、次第に力が抜け、綺麗なRの発音がでるようになります。

V v と W w

F f の発音も同様ですが、 V v の発音のポイントは、上の歯で下唇を触れながら発音します。日本語を発音する際には、このような唇の動きもしないので、むずかしく感じます。

ここではあえて、カタカナをつけてみると、

V v → ヴェ
W w → ドゥーブル ヴェ

「Vがふたつ」と言う意味の W w ですが、こちらは、英語のdouble(ダブル)にあたるフランス語の double(ドゥーブル)を言って、V v の発音をするとよいです。

長い発音なので、あわてて言おうとすると難しく感じます。落ち着いて、double(ドゥーブル)を言ってから、V v(ヴェ)を言います。

B b と V v

この2つも、日本語で区別をしない音です。B b は、「ベ」と表記し、V v は「ヴェ」と表記するので、厳密には区別がありますが、発音上、日本語では同じように発音するかと思います。

つまり、V v の発音のポイントは、上の歯で下唇を触れながら発音しますが、おそらくわざわざ唇を震わせて「ヴェ」と発音する日本語話者は少ないかと思います。

わたしもそうですが、英語やフランス語を話す日本語話者には、無意識に唇を震わせて「ヴェ」と発音していることはあるでしょう。

B b は、破裂音ですので、P p も同様ですが、口をぱっと開いて発音します。

フランス語では、これらを区別しなければ違う単語になってしまうこともあるので、音の習得は大切です。

フランス語のアルファベット 英語との違い

英語と違う箇所で、いちばん複雑に思うのは、やはり、G g(ジェ)と J j(ジ) ではないかと思います。

厳密に言えば、違いますが、これらふたつのアルファベットは、英語[G g(ジー):J j(ジェイ)]と逆で混乱するわけです。

フランス語にどんどん慣れてくると、今度は英語で混乱してしまうといったことも起こります。

初めてのフランス語では、こういった違いも含めてしっかりと理解しながら進めていくことが大切です。

F f L l M m  N n  O o S s は、  厳密に言えば、違いますが、英語とほとんど同じような発音で、これらのアルファベット以外は、違う発音と考えていいかもしれません。

フランス語|アルファベット 練習

初級フランス語のレッスンでは、【あいさつ、数字、アルファベット】を最初に学びます。今回この記事で取り上げているアルファベットですが、レッスンではしっかり定着させるために、いろいろな練習をしていきます。

  1. 先生のあとに続いて発音練習
  2. 繰り返し発音したあとに、自分だけで発音してみる
    ▶︎ただしく発音ができていない場合はその場で、矯正▶︎コツを伝える▶︎発音できるようになる

初回レッスンでは、ここまで!宿題として、次回までに「見ないで言えるようにする」が課題になります。その次のレッスンで、復習します。

  1. (復習として)先生のあとに続いて発音練習
  2. 何もみないで、自分だけで発音してみる
    ▶︎覚えていない箇所や、正しく発音できない箇所が見えてくる

しっかり復習もできて、見ないで正しく発音できるようになったら、ようやく練習にはいります。

  1. 自己紹介と名前の練習→自分の名前のスペリングをしてみる
  2. 自己紹介と名前の練習→会話形式で、いろいろなひとの名前のスペリングをする
  3. 略語の聞き取りに挑戦!あるいは、略語をみて、言えるかどうか確認する

フランス語のアルファべは、日常生活のどんなときに使うかと言えば、自分や誰かの名前を聞き取ったり伝えたりするときや、略語をひとつの単語(例:CD、PDF、TGVなど)として使うときなどがあります。

実際に使えるフランス語を意識しながら、最終的にはすらすらアルファベットを言える、聞けるように、レッスンでは段階的にできるようにしていきます。

アルファベットは、最初のレッスンの時に少し学ぶだけのことも多いですが、このように基礎からしっかり着実に身につけ、ステップアップしていくことが言語学習においては重要なのです。

フランス語|アルファベット 歌 覚え方

おなじみ英語のAlphabet songのフランス語バージョンです。歌って覚えるのがおすすめです。

La chanson de l’alphabet – Comptine

こども向けのアルファベットを覚えるための歌です♪何度も聴いて、耳が音を覚えるイメージで自然に覚えていくのがおすすめです。

La chanson de l’alphabet – Comptine

ABCDEF エフ G ジェ
H アッシュ IJ K
L エル M エム N エヌ OP
Q キュ R エール S エス TU V ヴェ
W ドゥブル ヴェ X イクス
Y イグレック Z ゼッドゥ

Maintenant
マントゥナン

Je les connais
ジュ レ コネ

toutes les lettres de l’alphabet
トットゥ レ レットル ドゥ ラルファべ

リズムに合わせて、聴いて覚えていくと楽しめるかと思います!

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